下水道 伏越清掃作業の注意点
2026.04.27
伏越し(ふせこし)の清掃作業は、管路が河川や鉄道などをくぐるために深く下がった構造(サイフォン構造)になっており、通常の管路よりも土砂や汚泥が堆積しやすく、かつ危険が伴います。
それにより、管きょの詰まりや、硫化水素が発生する可能性が高いため、清掃時の安全対策が重要です。
安全対策上の重要な留意点は、主に以下の3点です。
1. 酸欠・硫化水素中毒への厳重な対策

伏越し部分は汚泥が滞留して腐敗しやすいため、酸素欠乏や硫化水素などの有害ガスの発生リスクが非常に高い場所です。
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換気の徹底: 作業開始前はもちろん、作業中も常に換気を行い、空気の入れ換えを継続します。
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酸素・ガス濃度の測定: 入孔する前に、ガス検知器にて酸素濃度(18%以上)および硫化水素濃度(10ppm以下)を確認します。
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検知器の携帯: 換気していても、沈殿物を攪拌した際に底部からガスが発生する可能性があるため、携帯型検知器を装着しておく必要があります。
2. 墜落・転落および転倒の防止

伏越しは一般のマンホールよりも深く、垂直方向の移動距離が長くなるため、昇降時の安全確保が不可欠です。
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昇降設備の点検と補強: 既設のタラップ(はしご)は腐食している可能性があるため、必ず使用前に点検し、必要に応じて仮設はしごや昇降用安全ブロック(墜落抑止器具)を併用します。
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足元の安全確保: 底部は常に水や泥で滑りやすくなっています。転倒によるケガを防ぐため、滑りにくい安全靴の着用と、足元の確認を徹底します。
3. 水位変動と流入への警戒

清掃作業中に上流側から急激な汚水や雨水が流入すると、伏越し内では重大な事故に直結します。
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水替処理: 流れている汚水を、別系統に切替え清掃作業箇所の水位を下げます。切替えても隙間から汚水が流れ込んでくるなど、十分に水位を下げることができないと、作業箇所の水位が上昇する恐れがあります。
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連絡体制の確立: 地上の監視員とピット内の作業員の間で、無線機や信号による連絡体制を常に維持します。天候の急変や上流でのトラブルを即座に伝え、速やかに退避できる体制を整えておくことが重要です。
これら安全対策を実施し、清掃作業を行っております。
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