下水道TVカメラ調査で詰まりの恐れを早期発見しました!
2025.05.21
先日、管渠洗浄後にTVカメラによる管内調査を実施しました。洗浄でクリアになった管内を、高性能カメラが隅々までチェック。その結果、「ジョイント部からの樹木根の侵入」を確認することができました!
奥に木の根が見えます。
下水道管路における樹木根の侵入は、放置すると深刻な問題を引き起こす可能性があります。今回は、今回のTVカメラ調査で見つかった樹木根侵入とそのリスク、そして早期発見の重要性について詳しく解説します。
**なぜ樹木根が下水道に侵入するのか?**
樹木の根は、水分や養分を求めて地中を伸びていきます。下水道管路のジョイント部分やひび割れ箇所から漏れ出す水分や、管内に滞留する有機物を求めて、樹木根が侵入することがあります。特に、老朽化した管路や接合部の緩みがある箇所は、樹木根の侵入リスクが高まります。
**樹木根の侵入がもたらすリスク**
樹木根が管内に侵入すると、最初は細い根でも、成長するにつれて管内を占拠し始めます。その結果、以下のようなリスクが発生します。
* **下水道閉塞:** 成長した樹木根が排水の流れを阻害し、管路が閉塞する原因となります。
* **汚水溢水:** 閉塞により汚水が溢れ出し、悪臭や衛生環境の悪化を引き起こします。
* **管路損傷:** 樹木根の成長による圧力で、管路が破損する可能性があります。
* **道路陥没:** 管路破損が進行すると、地盤沈下を引き起こし、道路陥没に繋がることもあります。
これらのリスクは、私たちの生活環境を脅かすだけでなく、復旧に多大な費用と時間を要する可能性があります。
**TVカメラ調査による早期発見の重要性**
今回のTVカメラ調査では、幸いにも初期段階の樹木根侵入を発見することができました。早期発見できたことで、以下のメリットが得られます。
* **軽微な補修で対応可能:** 早期であれば、根の除去やジョイント部の補修など、軽微な工事で対応できます。
* **大規模な改修工事の回避:** 放置すれば大規模な改修工事が必要となるケースでも、早期対応でリスクを抑えられます。
* **下水道閉塞の未然防止:** 閉塞による汚水溢水などの被害を未然に防ぐことができます。
* **ライフラインの安定確保:** 下水道機能を維持し、安定した生活につながります。
今回の事例を通して、定期的なTVカメラ調査の重要性を改めて認識しました。
**今後の対策**
発見された樹木根については、速やかに除去作業を行うとともに、ジョイント部の補修を行い、再発防止策を講じることが必要と思われます。
**まとめ**
下水道管路における樹木根の侵入は、下水道機能を阻害する深刻な問題です。定期的なTVカメラ調査による早期発見と適切な対策は、下水道閉塞リスクを未然に防ぎ、私たちの生活環境を守るために不可欠です。今後も、定期的な調査と迅速な対応を心がけ、安全で快適な生活環境を維持できるよう努めてまいります。
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